2025.07.29(火)
助産院での出産
[ 大阪スタッフ ]
おつかれさまです、大阪第1支店の絹見です。
おかげさまで無事に出産と育休を終え、お仕事に復帰させていただきました!絶賛子育てとお仕事の両立に奮闘中です...!
自分自身、おそらく稀に見る、限りなく不安の少ない、とっても恵まれたお産の経験をさせていただいた人間ではないかと思っています!!なので今回は、私が「助産院で出産したこと」について書かせていただこうと思います。
さっそくですが質問です。
お産経験のある女性の皆さんは、何を重視して出産する場所を探し、選び、決めましたか?
お子さんを望まれている女性の方は、どこでどんな出産をしたいなと想像されますか?
男性の方は、もしパートナーの方が妊娠・出産するとしたら、どのようなお産をしてもらいたいですか?
出産する場所といえば、婦人科のクリニックや総合病院を思い浮かべる方が多いと思います。
私もお腹は切りたくないなぁ(帝王切開は嫌だなぁ)と漠然と考えていただけで、助産院という選択肢を最初から持ち合わせていたわけではありませんでした。
ご縁あって助産師の方と出逢い、助産院での出産を勧めていただいたことがきっかけです。
助産院とは、正常分娩が可能なことを前提とした、お医者さんがいない産院のことです。そこでは助産師さんが分娩の補助〜ケアを行います。必ず病院と連携はしているので、母子の身体に何か緊急事態が起きた場合の措置・病院への搬送は可能になっています。
産前産後のケアのみで分娩対応をしていない助産院も多く、病院的な雰囲気のところは少ないそうで、私がお世話になった助産院も、住宅地の中の長屋の一画でした。あそこは一体いくらの賃料で借りているんだろう...と職業病も発生してしまいます笑
病院を選んでいたらきっとこうではなかっただろうな、と思う大きな違いは3つ。妊婦健診での時間の使い方、妊娠期間中の過ごし方、そして実際の出産です。
私も妊娠6ヶ月目までは、仕事帰りに立ち寄れる家から5分の婦人科にかかっていました。毎回の待ち時間は長く、やっと診察が始まったと思ってもエコーをさっと見て、少し先生と話をすれば終了。初めての経験で本当はわからないことだらけのはずなのに、限られた時間の中でたくさんの質問ができる雰囲気でもなく...。これだけは!と思って投げかけた質問に対しても、不安を払拭できるまでの回答を得られず、逆に診察を受けてモヤっとした気持ちを芽生えさせて帰る...。
今考えると、妊婦健診のはずが、母体にとって良くないストレスを抱えに行っていたのではないか(思い出補正あり)とまで思えます笑
病院での健診がおおよそ30分待って10分の診察だったとすると、助産院での健診は1時間〜1時間半ほど。待ち時間・他の患者さんや妊婦さんと重なる時間もありません。
エコーも気が済むまでゆっくり見せてもらえますし、焦ることなく些細な疑問や不安を口にでき、それに対しての回答やアドバイスをもらえます。世間話やお互いの家族の話などもその時間には含まれてくるので、健診の中でお産をお願いする助産師さんへの信頼の度合いや関係値も高まっていきました。関係作りの大切さは、営業やカウンセリングでも同様かもしれないですね。
一対一でいただけるアドバイスを元に、正常分娩ができるような身体づくりをしていきました。
無理なくできる範囲ではありましたが、私もお産に向けての運動(いわゆる妊婦体操や身体のマッサージ)、そして食事を通しての栄養管理(とにかく鉄分摂取!)を頑張りました。お産のためになぜこの運動が必要なのか、なんのためにその栄養素を摂った方がいいのか、効率よく栄養が摂れる食材やオススメの調理法、逆によくない食べ合わせまで教えていただくことができました。
今思うと、助産院での健診を重ね、自らお産に向けての身体づくりをしていくことによって、自分の中でも「お世話になったここで...助産院で、無事に赤ちゃんを産みたい」という気持ちが大きくなっていったように感じます。
そしていよいよ産むぞ!というときには、タイミングよく私が立ち会って欲しいと希望した全員に、そろって見守ってもらいながらの出産が叶いました。
私の選んだ助産院では立ち会いに対して特に続柄や人数の制限はなく、夫・実母をはじめ、一緒に妊娠期間を過ごし出産を乗り越えて欲しい人達に付きっきりで側にいてもらうことができました。私にとってこの付き添いがあるのとないのとでは、初めてのお産に対する安心感が全く違ったのではないかと思います。
結果、147cmの母体から3090gの男の子を出産することができました...!
身体づくりのおかげもあり、初産婦にしてはスムーズな9時間少しのお産で、比較的母子の身体負担が少ない状態で産後を迎えられました。産んだ直後から「鼻の穴からスイカとまでは思わなかった〜」と言えて、現在では出産の痛みも忘れてしまうほど(これは確実に個人差あり)です笑
とは言っても、やはり相当な疲労と産後の精神的な不安定さは絶大でした。いくらでも泣き続けられ、「産後だから!交通事故並みのショックだから!仕方ないの!!」と言い訳しながら親族に噛み付きまくる、これぞまさしくガルガル期をしっかり過ごさせてもらいました笑 子を守る母性本能とはいえ、それを許してもらえて甘えられる環境も本当にありがたかったです。
そんな不安定な新米母の入院中から帰宅後の期間もふくめ、我が子を取り上げてもらった助産師さんのもと、授乳や沐浴を中心とした産後育児全般のサポートもしっかりと受けることができました。
私も病院等での出産は耳にするだけで経験はありませんが、いかかでしょう「助産院での出産」、手厚すぎませんか?笑 弊社の保証サービスと同じですね、にっこり。
昨今、性のあり方・ライフスタイルも多様化し、ジェンダー差別を減らして男女平等を実現する世の中に近づいているといっても、明確に越えられない性差はあります。この文章全体を通して言葉選びが大変難しいなと感じながらも、これは言い切れます。
妊娠出産ができるのは女性の身体特有のことで、胎児と10ヶ月をともに過ごし、産んだ瞬間から母性が溢れてくるのも、誠に不思議ながら至極当然とも思えて......子を授かれたこと、母子ともに無事に出産を乗り越えられたこと、たくさんの方々に祝っていただけたこと、現在進行形で子どもが元気に育ち育児を楽しめていること、全てが尊く「幸せ者だな」と思え感謝してもしきれないです。改めて身に染みて、人との関わり・繋がりって本当に大切だなと思えます。
助産院で出産した女性のただの一例と言われればそれまでですが、産む女性・産める場所が減っているからこそ、出産という機会がめぐってきた方には、ぜひ幸せな出産、そしてその後の育児を楽しむ可能性を広げる「助産院での出産」という選択肢を考えるきっかけになりますように。
長々と失礼いたしましたが最後に、現在ではなく胎児期の息子のエコー顔写真を載せておきます笑

以上、テナント保証のフォーシーズ大阪第1支店絹見のフォーシーズブログでした。
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