2010.09.27(月)
出版
[ 代表取締役社長 丸山輝 ]
皆様、お疲れ様です。すっかり残暑も和らいできました。暑さは去りましたが、逆に急な冷え込みによる体調不良に陥らないように、徹底した体調管理をお願い致します。
さて、最近の私に良くかけられる言葉が、「本、読みましたよ」「サインしてよ」等々、先月に出版させて頂いた「家主破綻」に関する呼びかけです。丁度、出版して1ヶ月なので当たり前なのかもしれません。昨年明けに取材を受け始めて既に1年と半年が経った8月27日、やっと出版となりました。慣れない作業の感想は、ズバリ「勉強になった!」の一言です。実際に読んでみると、あっという間に読んでしまう文字数ですが、書くとなると大変です。出版社の方に言われたのが、そもそも私のような素人が本を書くとなると、業界用語を書き連ねてしまい、業界以外の人が読んだときに、理解し辛いという事でした。ですから、普通はライターの方が書いて下さるのだそうです。当然、今回の出版でもライターの方が、100%書いて下さるものだと思って安心しておりました。ところが・・・なのです。人の価値観はそれぞれ違うわけで、私(アクの強いオヤジ)と、取材する方(美しい森ガール)との価値観も全く違いますし、ライターの方(温和な好男子)とも全く違うわけです。そうするとどういう問題が起こるかというと、書き上がってくる原稿が、私が思っている原稿と大きくかけ離れてしまうのです。私はこのギャップを埋めるには、「結局は自分で書き上げるしかないのだな。」という結論を出し、ある日突然、仕事にブレーキをかけ、原稿を書くことに専念し始めたのです。
実際に原稿を書く作業は、まず基本の「起・承・転・結」を頭でデザインして、「起」の原稿を書いて出版社にメールで送って、更に返信を貰って、再度送って、の作業を繰り返します。次に「承」の原稿を送って・・・と、「起」のときと同じ作業です。最終段階に入ってくると全体を読んでバランス修正をします。これらの作業に何回も原稿をメールでやり取りをするのですが、その際、出版社から「締め切り」の期限を区切られてしまうのです。この「締め切り」が、厄介です。とてもプレッシャーでした。子供の頃を思い出してみると、週間漫画に連載されている漫画家が、「今週はお休みです」とのコメントにより、漫画が描かれていない事がありました。それを見ると子供ながらに「また、この人書いてない。仕事サボっているのかな。」と思ったものでした。そのような思い出があるだけに、締め切りは絶対に守らなければなりません。時間を気にしつつ、パソコンのキーボードとの格闘の結果、締め切り時間は守られたのですが、時間優先の為に、内容としては納得が行くものとして世に送り出せませんでした。結果として「締め切り」に負けたのです。それでも、面白いと言って下さる方は大勢いらっしゃいます。しかし、面白くないと思っておられる方がいるのも事実です。傾向として、株式投資や不動産投資を実践している方や、これから始めたいと思っている方からは、高評価を得ているようです。弊社のスタッフでも投資に全く興味が無い方は、ページが進まないようです。
私は、10代~20代の頃はよくビジネス書を読みました。30代の頃は、歴史書から多くを学びました。40代になった今、昔読んだつもりの安岡正篤先生やその他の思想家の方の本を読み返してみたりもし、あらためて勉強もさせて頂いています。論語や韓非子も読まなければいけない(頭が悪い私にはとても難しいのですが)、と思っていたところですが、自身でビジネス書を書いて思ったのは、ビジネス書も深いな、ということです。また最近、女性スタッフの方から頂いた小説も読みましたが、期待を裏切って面白かったのです。まず、自分では買わない本なのですが、読んでみると思わず面白い!と感じることが出来て、おかげ様で価値観が広がりました。これからは、もっと幅広い価値観で書物を読んで、数年後の次回の出版に備えます。次回は今回とは全く違う内容となりますが、今回面白いと感じなかった人にも読んで頂けるように頑張りますので、宜しくお願い致します。
最後に、この度は幻冬舎の皆様には大変お世話になりました。色々とありましたが、幻冬舎さんのお陰でめでたく出版となりました。有難う御座いました。でも、一番にお世話をかけてしまったのは、原稿をメールで送る度にCCで送られてきた内容を読まされた石塚君だと思います。本当にご苦労様でした。感謝しています。
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