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社訓十ヶ条

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2012.09.24(月)

経営者判断

[ 代表取締役社長 丸山輝 ]

皆様、お疲れ様です。
会議などのシーンでリーダーの方が多数決で物事を決定しようとしている時、私が割って入って「多数決で決定しないで下さい。倒産しますから。」と、仕切ってしまうことがあります。しかし、ある時の会議では私から、「それでは第1グループの方から、どうぞ。」と全国のリーダーの意見を聞き、「それでは〇〇とします。」と多数決で決定する時があります。皆様からすると社長は"多数決で決定していると企業は倒産する"と言ってみたり、ある時は多数決で決定したり、気分次第で決裁している超ワンマン社長だと思われるかもしれません。社長がワンマンなのは当たり前ですからそれは認めますが、気分次第で意思決定はしていませんし、そもそも私は皆様に意見を聞く時、「多数決で決定しますから、意見を下さい」とは言いません。ただ順に意見を聞いているだけです。経営者の仕事は意思決定をする事です。私は意思決定を行う為の材料を集める為に皆様に意見を求めます。そして意見の求め方には3種があります。1つ目は多数決で決定する為。2つ目は意見を求める為。3つ目はミーティングを行なっているメンバーの中で誰が経営者判断に近い考え方が出来るのかの確認の為。1つ目の多数決で決定しようとするものは、例えばある業務のスキームを決定しようとしている場面で、そのスキームとなる候補が数通りの方法があったとき、どの方法で行なっても経営には支障が出ないのであれば現場サイドのやり易い方法で良いと判断し、多数決で決定します。しかし、その議論の途中で経営に支障が出ると判断すれば多数決での決定はやめて経営者判断を行ないます。ちなみに多数決で物事を決定している割合はかなり少ないです。殆ど無いと言っていいでしょう。多いと感じている人は私の意見の求め方に騙された結果、捉え方・視点が違うのです。2つ目は話し合いの中で情報が少な過ぎたり、逆に情報が多過ぎて入り混じっている事からや、提案者の感情的な発言から議論の場での情報に偏りがあり、問題の核心が掴めていない時にその核心を浮かび上がらせる為に皆様から意見を聞きます。この1つ目と2つ目の議論の場で上司の意見に流されなかったり、問題の核心を突いた発言を行なえる人に私は注目します。そこに次期経営者としての可能性を探すのです。3つ目は既に私が経営者判断を下してはいるのだけれども、未だ答を口にはしていない状況下で、敢えて皆様から意見を出して貰い、その中から経営者判断が出来る人を探している場合があります。3種の中で一番多いパターンが意見を求める為の2つ目であり、次に3つ目であり、一番少ないのが1つ目の多数決の為の集計です。ちなみに圧倒的に2つ目の場合が多く、多数決の決定は殆ど無いのです。多数決で重要な事を決定していたら、とっくの昔にフォーシーズ株式会社は倒産していたでしょう。皆が良いと言っている事は失敗に繋がり、とても出来ないだろうと言うことを行なってこそ成功があります。簡単な手順より、一見、回り道に見える手順で物事を進める方が成功への近道だったりします。当然、不可能と思えるものを実現しようとしている場合、前例が無い事を起こそうとしている訳ですから失敗もあります。でも成功という果実は、それらの失敗の中からのみ掴み取る事が出来ます。このように失敗を恐れず挑戦し続ける事こそがベンチャースピリットと言うものです。これからも皆でベンチャースピリットを持ち続けましょう。挑戦し続けるのです。その為の経営者判断=意思決定を私は行なってまいります。


以上、フォーシーズ代表取締役社長丸山輝のフォーシーズブログでした。

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