2020.06.11（木）
嵐が丘
[ 新宿スタッフ ]
お疲れ様です。新宿支店の石山です。
2020年も、もう半分が終わろうとしていますね。
太陽の日差しも徐々に強くなり、朝晩も少し寝苦しくなってきましたが、アイスクリームが大好きな私にとっては種類も豊富になるこの季節に心を躍らせております。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
室内にいても熱中症になりますので、皆さまもどうか水分補給を忘れずにお身体をご自愛下さい。
さて、現在コロナウイルスが流行しておりなかなか外出もできずにいる私ですが、ブログに記載できるような楽しい出来事もないので（笑）今回は私のおすすめの本を紹介しようと思います。
私が今回紹介するのは「嵐が丘」という小説です。
著者はエミリー・ブロンテという方でして、この「嵐が丘」は世界の三大悲劇と言われています。映画や漫画にもなったりしているので、もしかしたらご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。
この物語は第3者視点になっていて、ある男が嵐が丘にある屋敷に訪れ奇妙な住人に出会うところから始まります。違和感を感じた男は住人に話を聞いたり屋敷を探索しながらその奇妙さの正体を探していくのですが、男はこの違和感が『2世代にわたるとても長く複雑な復讐』であるということに気付きます。拾われてきた孤児ヒースクリフと屋敷主人の息子、そしてその妹、3人が幼少期に出会ったことから歯車は回り始め、ヒースクリフの愛ゆえの復讐・憎悪が巻き起こす物語に狂気じみた愛情がひしひしと伝わってくるストーリーとなっています。簡単に内容を書いてみましたが既に暗いお話だということが分かりますね(笑)。
私がこの物語と出会ったのは中学3年生の時です。一度聞いたことのあるタイトルだったので受験勉強の息抜きにと思い興味本位で購入したのですが、読み始めてすぐに後悔...。最初はなかなか内容が理解できず、途中で読むのを断念してしまいました。ですが高校2年生の時に再度読んでからはこの物語のとりこになりました。
これは第3者視点であり、男がいろんな人に話を聞き自分で推理しながら物語が進むので、情報や記憶にズレがあります。読んでいくにつれて徐々に謎が解けていったり、情報のウソに気付いたりするので、まるでパズルゲームをしているような感覚になりとても面白いです。また、不器用すぎるヒースクリフの感情に最初は理解できませんでしたが、大人になるにつれて理解できる感情もありました。私自身そういった感情に共感は出来ませんが、もしかしてこう思ったから・こう感じたからこういう行動をしたのかもしれない、と読むたびに新しい発見があり自分で想像することが出来るので、これは何度でも楽しめる本だと私は思います。
復讐の物語として有名ではありますが、一貫として愛の深い恋愛ストーリーです。もし気になった方がいらっしゃればおうちにいらっしゃる時に是非読んでみてください。
以上、家賃保証のフォーシーズ新宿支店石山のフォーシーズブログでした。
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