2010.11.26(金)
Memento mori
[ 横浜スタッフ ]
お疲れ様です。横浜店石山です。
私事ではありますが、先日、祖父の葬儀の為、山形の田舎に行きました。
私が想像をしていたのは、遺族が皆悲しみで鈍よりとした空気に満ちている状態でしたが実際はそれぞれの再会を待ち望んでいたかのように明るい雰囲気に満ちており、驚きました。
勿論、悲しみに泣き合う場面もありましたが、それはほんの一瞬だけでした。
祖母は頻りに「じいちゃんがまたみんなに巡り会わせてくれた」と嬉しそうに私達家族に話し掛けてくれました。
私は式の手伝いとして、お坊さんの道具が入った挟み箱という5キロ近くの箱を担いでいく手伝いをしました。ちなみに下の写真がそのときの手伝いの様子です。
式も淡々と進められ、終始穏やかに過ごせることができました。
式を通じて、親族の方々の温かい雰囲気の中で最後を見送られる祖父は幸せ者だと感じました。
私は、今回の経験を経て、愛する人や親族が開いてくれる葬儀は、こんなにも穏やかで心温まることだということを感じることができました。また、それとは逆に孤独死ほど不幸なことはないと思いました。誰にも気づかれずに亡くなるほど悲しいことはないと感じました。
私達の仕事では、そのような現場を目の当たりにすることもありますが、反対に防ぐことも多くあります。
私自身、お客様の命を救えた経験があります。
そのお客様は、20代の男性で、2ヶ月間の家賃滞納がありました。
真夏の日に契約物件に赴くと、クーラーが付いているにも関わらず私の呼びかけに応答がありませんでした。
すぐに警察を呼び、警察の方々も呼びかけを行いましたが応答がなく、駆けつけた救急隊が物件の裏から部屋の様子を覗うと、室内に本人が倒れていました。その後、なんとか本人が起き上がり玄関の鍵を開けてもらい話を聞くと、1週間もなにも食べていなく倒れていたとのことでした。その後、救急隊の指示に従いすぐに水や食料を少しとり一命を取り留めることが出来ました。
後日その男性は、その後疎遠になっていた母親と連絡を取り、役所より生活支援を受けることができ、今では家賃の遅れがない状態になりました。
私は、このように人の命を救えるこの仕事を誇りに思っていますし、これほどまでに社会貢献できる仕事はないと思っています。家賃滞納は決して許されることではありませんが、ある意味緊急事態という入居者様からのメッセージとして受け取り、助けに応えていきたいです。
これからも、一人で悩んでいる方々の味方になっていきたい、石山のフォーシーズブログでした。
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