カテゴリーリスト

バックナンバー

閉じる

フォーシーズ社員専用ブログ

企業理念

企業理念


社是

社是


社訓十ヶ条

社訓十ヶ条

2013.04.01(月)

和を化粧う

[ カスタマーサポートセンター ]

お久しぶりです、コールセンターの中島です。
漸く寒さも和らぎ、通勤の足取りも弾む季節となりました。毎日道すがら満開の桜の下を通るのが密かな楽しみになっています。
さて、先日福岡市博物館にて開催中の「きものビューティー展」へ行ってきました。これは日本の着物や小道具を時代別、当時の身分別に分類して展示・紹介するという特別企画展です。
館内には江戸時代中期から昭和初期までの着物やその他雑貨がずらりと並べられ、圧巻の一言に尽きます。また今回は国内の個人・団体の所蔵するものとは異なり、特別にアメリカのボストン美術館所蔵の着物コレクションも展示されているとのことで、貴重な品々も見ることができました。
そしてそれらに共通して言えることは、精緻な細工と色彩の美しさ、それらに対する職人の情熱です。私はこのような職人芸を見るたびに、いつもその才能と努力を羨ましく思います。
ところで私は展示を見に行くまで着物のみの展示だと思っていたのですが、実際には少し違いました。
もちろん主役は着物でしたが、簪(かんざし)や櫛、懐中できる紅入れ、手鏡などの和装をより惹きたてるために身につける小物類。それ以外にも着物の柄のデザイン画集や人気作家によって描かれた近代美人画。着物よりも数は少ないながら、とても惹かれるものばかりでした。
つまり「着物」がただの布切れから衣類となり、さらにそれが最も魅力的な状態で身に纏われるまで、に必要な工程がわかるようになっていたのです。その一つ一つに携わった人たちのことを思うとなんとも言えず励まされるようでした。これらを作った人たちが皆ひたすら「着物」を美しく、ひいては日本の女性を美しくすることを目指していたのだと思うと、感嘆すると同時に我が身を省みて少し申し訳なくなってしまいます。何よりも、美しい「着物」を作るためにはこんなにも多くの手と素材が必要で、そのために心血を注いだ素晴らしい人たちがいたこと。その芸がこうして残り、愛され、受け継がれていること。自分の仕事もこんなふうに何かしらの形で残すことができたら、と思えてなりませんでした。
何かを目指して多方面からあらゆる可能性を考えて取り組んでいく。その姿勢を手本にせめて先人の心意気に恥じぬ立ち居振る舞いを心がけようと決意した春でした。
blog20130401.jpg
以上、学生保証のフォーシーズコールセンター中島でした。

毎日の記事は下記リンクから閲覧できます。
« 上司の役割4   ||   叱る »

カスタマーサポートセンターの記事は下記リンクから閲覧できます。
ページのトップへ

カテゴリーリスト


最近の記事


バックナンバー

カテゴリーリスト

最近の記事

バックナンバー

ページのトップへ