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社訓十ヶ条

2014.07.27（日）

勿忘草

[ 大阪スタッフ ]

お疲れ様です。大阪本社の政近です。
ようやく梅雨の時期が終わりを告げ、今年も暑い夏がやって参りましたが皆様如何お過ごしでしょうか。夏になると冷たい物を過剰摂取して身体が重たくなる私ですが、週2日は必ず湯船に浸かって1時間ほど半身浴をするようにしています。入浴することで疲労回復や気分を落ち着かせる効能があるので、この夏を元気に乗り切るためにもぜひお試し下さい。
ガラッと話は変わりますが、私は読書や詩や言葉が大好きです。暇があれば本を読み、分からないことがあれば言葉の意味を調べ、人生に行き詰ると詩の世界に潜り込みます。
その中で最近気になった言葉がタイトルにある「勿忘草」ですが、この言葉、どのように読むかご存知でしょうか。「勿忘草」と書いて「ワスレナグサ」と読みます。『どうせその辺に咲いている何かの草だろう』と半ば安直な考えを抱いていた私は、その言葉に隠された意味を知って感動したのです。
結論から言ってしまうと「勿忘草」は、「私を忘れないで」という意味があります。
この言葉の意味は、中世ドイツの悲話に因んでいます。騎士ルドルフが恋人のベルタのためにドナウ河畔に咲いている花を摘もうとしますが、誤って川に落ちてしまいます。ルドルフは摘み取った花を岸に投げて"Vergiss-mein-nicht!"(僕を忘れないで)という言葉を残して命を落とすのです。残されたベルタは、ルドルフの墓にその花をお供えし、彼の最期の言葉をその花の名前にしました。
というのが、言葉に隠された意味になります。ただの草だと甘く見ていた私は、この勿忘草を知って、ルドルフとベルタに謝罪しなければと思ったほどです。とても素敵な話だなと率直に感動してしまいました。普段の生活や仕事においてもまずは考えや仮説を持って行動することが大切ですが、その物事の本質を見極めて考えを改め直し、行動に移していくことが大切だと実感しました。勿忘草の花期3月から5月で、私はまだ一度も勿忘草を見たことが無いので、来年の春には"忘れずに"勿忘草を見に行こうと思っています。

以上、家賃保証のフォーシーズ大阪本社政近のフォーシーズブログでした。