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皆様、お疲れ様です。 最近、カスタマーサポートセンターの電話対応において、個人情報につき、立て続けに議論がなされました。審査時の個人情報をどのように取り扱い、護るのか?というものでした。個人情報の漏えいは企業経営に与える影響力がとても大きく、倒産リスクに直結する為に、その取り扱いには充分に配慮した上で慎重に行うべきものです。若い世代にとっては個人情報保護という言葉は聞きなれたものかもしれませんが、私が若い頃は、個人情報保護なんていう言葉自体が存在せず、どこかのお店でアンケートに名前と住所を記述したら、全然違うお店からDMが届くなんて当たり前の出来事でした。当時、高額納税者公示制度なるものが存在していて、雑誌としても【高額所得者番付】や【長者番付】なるものが存在し、毎年、新刊が高額にて発刊されておりました。 この情報を元にあらゆる業界の方達が資産家に対し、営業活動に勤しんでおられました。電話営業、ダイレクトメール(葉書や封書)、訪問営業と、保険・証券・先物・金地金、不動産、等々数知れずの業界の方々がこの本を片手に営業活動を行っておりました。当然、この情報を人手に渡すとライバルを増やしてしまいますから、皆は大切にこの情報を取り扱います。今思い起こせば、のんびりとしたのどかな風景にも思えてしまいます。 個人情報というものは、このように重いのだけれども軽んじられて扱われていたのですが、その犯罪リスクにおいては当時からも問題視されておりました。それがインターネットの登場により、更に厳重に保護すべきものへと変わりました。ネット上に情報が載ってしまうと瞬時に世界中を駆け巡ってしまいます。これが以前にも増して犯罪助長に繋がるようになってしまったのです。 資産家の個人情報は誘拐・強盗・詐欺の被害対象となります。海外からの犯罪者の助長にもなってしまい、実例も出ました。Googleマップを使い予め犯行ルートを決めておき、入国後に直ぐに資産家を襲ったら、とんぼ返りで自国に帰るのです。私の知り合いも被害に遭い掛けました。その方は超富裕層ですが、強盗団がその方の家の塀をよじ登っている時に巡回するパトカーがたまたま目撃し、逮捕劇となったのだそうです。家にはお金は保管していなかったそうですが、デマの情報により、犯罪者達は自宅地下にある金庫の中に大金を保管しているのだと思い込んでいたそうです。情報は全くのデマで、地下自体がそもそも存在しないのだそうですから、デマの情報による思い込みもとても怖いものですね。また、このような資産家を狙った金銭目的以外には、リベンジポルノという被害も起きていますね。付き合っていた相手のプライベートな画像を別れた後にネット上に流すという大変悪質な犯罪です。 基本的に男性が女性の画像を配信するのでしょうが、関係が無くなったとたんに相手の弱みにつけ込んだり、嫌がらせをするなんて、日本男児としてはあるまじき行為ですよね。この犯罪の大きな問題は、加害者は逮捕されても情報は拡散してしまうというところです。拡散された情報により被害者の心の傷は一生癒えるとは思えません。その他にもネット上の嘘やデマを信じ込む人もいて、その代表的な例として、お笑い芸能人が実は未成年の頃に起こした殺人事件の実行犯グループの一人であったというデマを元に「この芸能人を殺すべきだ」とネット上で大変な盛り上がりを見せた事がありました。この事件ではデマを書き込んだ人が逮捕される事により終息に向かったのですが、驚いたのは、書き込んでいた人達の中には、その芸能人が本当に未成年の頃に殺人事件を起こしていた犯人だったと信じ込んでいた人が居た事です。 弊社では、業界に先立って個人情報の重要さを認識し、2008年にPマークを取得致しました。業界初の試みだったのですが、当時の専務取締役に尽力して頂く事によって、難なく取得した事を覚えています。その4年前の2004年にISOをやはり業界に先立ち取得致しましたが、これも当時の取締役の尽力により、難なく取得が出来たのです。 思い起こせばこの25年間、多くの方達によって支え続けられている事を実感致します。この場を借りて厚く御礼申し上げます。 話を戻しますが、社内には個人情報管理責任者なる人が居ります。フォーシーズ株式会社においては、代々、専務取締役がその重責を担っております。未だしばらくの間は専務の仕事となりそうです。立場上、社長である私よりも専務の方が、情報が集まるのかもしれませんね。定年退職したとしても、個人情報は絶対に漏らしてはいけないもの。これは全社員に課せられたものですが、その中でも経営陣ともなれば、更に責任が重くなるものです。会社組織における序列というのは、責任の重さによるものです。当然、私の責任が一番重く、次に専務、その他の役員へと連なって行くものです。監査する立場にある監査役も当然に重責となります。重責を全うして下さる人物であるからこそ、その役割をお願いもしている分けです。勿論、皆が人格者に他なりませんし、当然に強い信頼関係が築かれております。 私にとってフォーシーズ株式会社は、自分自身の命よりも重く、大切なものです。必ず護るべきものです。個人情報の漏えいが、フォーシーズ株式会社の倒産リスクを増加させるのであれば、私は全てをかけてこれを防がなければなりません。皆様方、何卒、ご理解とご協力の程、宜しくお願い申し上げます。
以上、代表取締役丸山輝のフォーシーズブログでした。
代表取締役社長 丸山輝 | 2016.08.02(火) - 13:00:00
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