2020.07.06（月）
Re:ゼロから始めるカレー作り
[ 渋谷スタッフ ]
お疲れ様です。渋谷支店の厚井です。
突然ですが私は今、築地場外市場にいます。
時刻は午前10時。今回私はカレーを作るため、人通りが落ち着く時間を狙って築地へ食材を調達しにやってきました。
お目当ては新鮮なイカ、エビ、貝です。市場のお兄さんに活きのいいものを見繕ってもらったら、その足でスパイス専門店へ向かいます。基本的なスパイスを4，5種類揃えたら、魚介の鮮度が落ちないうちに帰宅します。
ここまで書けばお気づきかと思いますが、今回はスパイスからつくるカレーに挑戦します。
2020年もあっという間に半分が過ぎ、気づけば夏目前です。ステイホーム期間中の運動不足が祟って、このままでは夏バテ必至です。最強のシーフードカレーを作って優勝する（※）ことにより、今年の夏も乗り越えようという次第です。
(※)最近のネットスラングで、「高揚感を味わう」といった意味合いがあります。
今までも自分でカレーは作ってきましたが、具材はともかくルーは市販のものしか使ってきませんでした。しかし、自炊も大分板についてきた今、カレーをスパイスから作る男になって自炊力にさらなる磨きをかけていきたいと思います！
というわけで食材は車海老、ヤリイカ、ムール貝を用意しました。
車海老はとても活きがよくてそのままだと飛び跳ねてしまうので、持ち運びする際にはおがくずの中に入れるそうです。そうすることで車海老が冬眠状態になるのですが、ひとたび取り出すと突然暴れだすので扱いには要注意です。
ヤリイカは小さめのものを用意しました。今回は壺抜きしてイカリングとしてカレーに加えたいと思います。壺抜きは包丁がなくても簡単にできて楽しい捌き方です。
ムール貝は砂抜きの必要がないので、調理するまでの手間が省けます。ただ汚れが表面についているのでよく落とす必要があります。
続いてスパイスはクミン、コリアンダー、ターメリック、チリパウダーとガラムマサラの5種類を用意しました。どれも聞いたことはあるけどそれぞれの役割は全く分かりませんでしたので店員さんに聞いたところ...
クミン：カレーの支柱
コリアンダー：カレーの香りづけ
ターメリック：カレーの色付け
チリパウダー：カレーの辛味
ガラムマサラ：その他スパイスのミックス
とのことでした。この5種類のスパイスを自分好みに調整してカレーの味を決めていきます。私は辛いもの好きなのでチリパウダー多めで調合しようと思います。
食材の下ごしらえが終わったら、調理開始です！
ムール貝は白ワイン蒸し、車海老は網焼きにしていきます。
車エビは生で食べられるものなのでつまみ食いしてみたのですが、捌かれる直前まで生きていただけあって鶏肉を食べているような弾力と海老の甘みが口いっぱいに広がります。
そのまま全部食べたい気持ちをぐっと抑えながら、貝とエビをカレーに加えていきます。
そして今回一番のポイント、白ワイン蒸しから採れたムール貝の出汁と車海老の頭も一緒に煮込んでいきます。これによって魚介の旨味をふんだんに含んだカレーが出来上がりました。
そしてお飲み物はこちら写真上部にあります、インドのやつ！（ビール）です。
インドビールは大麦の香りが強く、刺激的なスパイスカレーにとても合います。
シーフードカレーとインドビールで気分は完全に南インドのアランボールビーチです。
夏バテ対策もできて、海外旅行気分も味わえるとは一石二鳥です。インド行ったことないですけど。
しかし購入したスパイスは思いのほか量を使わず、かなり残ってしまいました。
これからは週一くらいでスパイス料理を作らないと消費しきれない気がします。しかし辛さや香りを自分好み調整できる点や、小麦粉を使わないので市販のルーに入っている小麦粉がアレルギーの人でも食べられる点は、とてもいいところだなと感じました。
今度はタンドリーチキンでも作ろうかと思います。スパイスを有効活用して今年の夏も元気に乗り切りたいと思います！
《余談》
最近知ったのですが、カレーをスパイスから作る男は、「彼氏にしてはいけない3B（バンドマン/美容師/バーテンダー）」に並ぶ「彼氏にしてはいけない3C（クリエイター/カメラマン/カレーをスパイスから作る男）」と呼ばれているそうです。そんなこと言ったらインド人みんな彼女できないですよね...
以上、外国人保証のフォーシーズ新宿支店厚井のフォーシーズブログでした。
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