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企業理念

社訓十ヶ条

2023.05.28（日）

祖母

[ 経営管理部 ]

先日財布を新調しました。私はできるだけ鞄を軽くしたいタイプなので、削れるところは削ろうと余計なカードは作らず、普段からカード２枚と身分証明書のみ、財布自体もかなり軽いものにしていました。
しかし、一度「財布重いな」と思ってしまうと、持ち歩くのが億劫になり、しばらくの間小さなポーチをお財布代わりにして過ごしていました。これは良くない...と思いつつ、お財布売り場を通りかかっては、お財布の重さにう～ん...これじゃない。やっぱり元のお財布に戻すしかないか...と悩む日々。そんな状態になって一月ほどたったある日、祖母の着物箪笥を整理していた時です。「お金を入れるものは、きちんとしたものにしなさい」と言った祖母のことを思い出しました。

夏祭りの日、祖母が私に1,000円札握らせながらそう言ったのです。（ちなみにまだ夏○漱石だった頃です）今考えると、小さなポーチにカードを入れた時に「これは良くない」と思ったのは、この祖母の言葉があったからで、元の財布も社会人になってしばらくして、長く使える少し良いお財布にしようと、購入したものでした。早速行動。動き出した私がまずやるべきことは財布にカードを戻す...のではなく、スマホを手に取る。「財布　軽い　薄い」検索。
探すぞ！と決めるとサクサク行動できるもので、その日のうちに新しい財布を決定、翌日には無事、カードは新しい財布に収まりました。

新しい財布は、以前のものよりかわいらしいお値段となりましたが、軽くて（※重要）スキ○ング防止機能の付いたものを選びました。9年前の私は、祖母の言った「きちんとしたもの」を「それなりの値段のもの」と解釈していましたが、2023年の私は「ばあちゃん、怖い時代なんよ」と釈明させていただきます。

今年入社10年目になる私ですが、祖母が亡くなってからもちょうど10年です。
いつか祖母と再会したときに、恥かしか！と怒られないように身だしなみ・身の回りの物にはこれからも気を配って年を重ねたいと思います。