2023.09.04(月)
サポーター
[ 経営管理部 ]
デフリンピックってご存じですか。
デフアスリートって何のことかわかりますか?
オリンピック・パラリンピックは全員知っているでしょう。シーズアスリートも分かりますね。スペシャルオリンピックスも知っている方のほうが多いでしょう。
デフリンピックとは?デフ→Deaf→聞こえない人。
約100年の歴史がある聞こえない人のスポーツの世界大会です。
私は聞こえない人との付き合いが多いので、デフリンピック選手や同行スタッフのお話を聞いた(見た)こともあり、機会があれば行ってみたいと思っていました。一番のチャンスはアジアで開催された台北デフリンピックでしたが、どうしようどうしようと思っている間にタイミングを逃してしまいました。観戦に行った人たちの話を聞くと、やっぱり行っておけばよかったと後悔したものです。
でも大丈夫。もうすぐ最大のチャンスが来ます。2025年の開催地は東京なのです。
これがデフリンピックマークです。サムスン大会のユニフォームを撮らせてもらいました。
よく、聞こえない人もパラリンピックに出場するのでは?と勘違いされるそうですが、パラリンピックには出場しません。パラリンピックはそれぞれの特性に合わせたルールや競技、道具がありますがデフリンピックのルールはオリンピックと基本的に同じです。違うのは視覚で知らせること。陸上や水泳のスタートはピストルのパン!ではなく、足元のフラッシュランプが合図です。サッカーなどの屋外競技は審判のホイッスルと一緒に旗があげられます。バスケットボールなどの屋内競技は審判のホイッスルと連動したライトが光ります。レスリングは試合中にホイッスル&ライトが光っても選手には伝わらないので、前回大会(ブラジル)では会場そのものの照明を赤くするなどの工夫がされたそうです。
聞こえる人たちのチームプレーは試合中に選手同士の声掛けや指示が飛び交いますが、聞こえない人たちは手話やアイコンタクトでやり取りします。手話のわからないデフアスリートもたくさんいますので、どんなサインでやり取りをするのかチームの連携方法も注目ポイントです。
チームプレーや秒単位のスピードを競うものでなければオリンピックを目指せるのでは?と思いますよね。その通りです。ご存知の方もいらっしゃると思いますが円盤投げの元日本記録保持者はデフアスリートです。
ただ、卓球のデフアスリートによると、聞こえる人はラケットが球をたたく音が「カッ」なのか「コツッ」なのかを聞き分けて飛んでくる球の軌道を予想し打ち返すことができるので、個人別プレーでも音のハンデは大きいのだそうです。また聞こえない人の中には三半規管のはたらき(バランス感覚)が弱い人も多く、それを克服してスポーツに取り組んでいるそうです。
そろそろデフアスリートという言い方に慣れてきましたか。
デフアスリートは自分で練習場所を確保し、海外遠征でも自費で行く人がほとんどで、しかも国際大会でメダルを獲得しても副賞はほぼ無いのだそうです。そんなデフアスリートを応援しよう!と今年からデフスポーツサポーター制度が始まり、サポーターの募集がされていたので微力ながら私もサポーターになりました。
2025年11月に私が数日不在にしていたら、あぁ東京に行っているんだなぁと思ってください。もちろん事前に有給申請します!
以上、高級賃貸保証のフォーシーズ西日本経営管理部中島のフォーシーズブログでした。
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