2023.10.10（火）
今日のお昼ご飯は秋刀魚の塩焼き定食です
[ カスタマーサポートセンター ]
お疲れ様です。
カスタマーサポートセンターの後藤です。
涼やかな風と透き通った空気の香りが感じられる秋刀魚が美味しい季節になってきました。
今日も今日とて毎晩秋刀魚用の大根おろしを作っているイエベ秋の私は大勝利です。
さて本題に入りましょう。皆様は好きなもの・好きなことはありますか？
私はこの世に生を受けた瞬間から現在に至るまで、15年以上付き合いがある友人にも、退勤後から早朝7時までの時間、泣きながらファミレスで作業する私に付き合ってくれた会社の後輩にも、お互い本名を知らない友人にも、
「多趣味」「あまりにも好きなものが多すぎる」「布団を叩いて埃が出ないことはあるけど、「私」を叩けば何かしら出てくる」「餅つきをしているみたい」
と言われ続けてきました。
好きなものを挙げたらきりがなく、推し事には全力投球する人間です。
居酒屋で提供されたカツオのたたきを四方八方から眺めて「可愛いねぇ、結婚したい」と呟いた際、同席した友人に「この前は厚揚げと結婚したいって言ってたじゃん。一夫多妻」と指摘されたのも、このブログを書いている4日前のことです。
そんな自他ともに認める好きなものが多い私が、その好きなものに非常に頭を悩ませる出来事がありました。
先日とある用事で東京にお邪魔した際、今まで出会った人間の中で一番ディベート力が高い人間から「推しの汁を啜りませんか？」とお誘いを受け、「推し茶」のお店に行った時のことです。
いわゆる今流行りの「推し活専門店」なるもので、こちらでは推しのイメージ「ハーブティーソーダ」を提供してもらえます。
2つ折りのオーダーシートに記載した推しの上下カラー・香りをもとに、店員さんに「私が考える最強の推し茶」を作ってもらえるスタイルです。
オーダーシートには色・香りだけでなく、推しのプロフィールを記載する項目もあるのですが、ドリンクには反映されません。
しかし自分の推しの解釈をぶつけられる項目となれば、書くしかありません。それが推し活です。
白を基調とした清潔感のある店内。
原宿の街並みが見える窓際のテーブルを陣取り、推しを眺めながら同行者と顔を突き合わせること数分。
すぐ音を上げました。そうです。お判りでしょう。
こんな7cm弱の小さな紙に、推しの解釈なんて書けないのです。
「推しを一言で表せたら毎日こんなに苦しんでいない」
「推しの顔は好きだけど、顔が好きだから推しが好きなわけじゃなくて、推しが好きだから推しの顔が好き」
オタクはなんて面倒臭い生き物なんでしょう。
互いに唸りながら、ゆっくり項目を埋めていきます。
「万里の長城だと思ったら、推しの腕だった」
「推しの足の裏は東京ドームよりでかい」
苦節20分。一言で表現できたかは微妙なラインですが、なんとかオーダーシートが完成しました。
敗北感と羞恥心に襲われながら、いそいそと店員さんに渡します。
しばらく経ったら呼び出され、店員さんのもとに行くと、
か、か、可愛い～～～！！
黄色と水色のコントラストがあまりにも可愛い～～綺麗～～～！！
見た目もさることながら、味も絶品です。
すっきりとした甘さとしつこくないライチの味は、涼やかな推しの顔とさっぱりした天真爛漫な推しの性格を、一瞬鼻を通り抜けるハーブの香りは、流星光底に命を散らした推しの一生のようです。
美味しい。綺麗。楽しい。しんどい。いくらでも飲めます。
今まで推しのイメージ香水しか作ったことがなく、推しの概念ドリンクを体内に摂取するのは初めてでしたが、非常に楽しめました。
店内は推し活をする人間のために作られているので、周りの目も気になりません。全員同類です。
私は勝手に苦しんでいましたが、店員さんも優しく、推し活初心者の方でも安心して楽しめる場所だと思います。
好きなものがある、推しがいる皆々様はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
以上、高級賃貸保証のフォーシーズカスタマーサポートセンター後藤のフォーシーズブログでした。
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