2024.10.14(月)
自宅に帰ったら馬刺しが届いていました。
[ カスタマーサポートセンター ]
お疲れ様です。
カスタマーサポートセンターの後藤です。
灼熱のような暑さから一変、急激に気温が下がり、それでもなんとか順応している人間という生き物の逞しさに驚かされる毎日を送っております。恒温動物ってすごい。
そんな人間である私は、本日羽毛布団2枚と掛け布団1枚を追加で引っ張り出してきました。
今回は何を書こうかと一番最初に思い付いたのが9月の旅行のこと。
同期や後輩たちにも楽しんでください~と見送られたので、せっかくならその時のことを書こうと思います。
今回向かった先はそう、チュロスが世界一美味しいと言われる今や大人気「志摩スペイン村」です。
2019年にはその客の少なさから待ち時間0分のテーマパークと自虐とも感じられるPRで売り出していましたが、2023年に某人気VTuberが配信でその魅力を発信し、2024年には某お嬢様になりたいVTuberも参戦してWコラボ、そして人気アーティストともコラボを経て今や夢の国にも負けない熱いテーマパークになっています。
私も常々行ってみたいと思っていましたが、場所は三重。直通新幹線も飛行機もなく、なかなかハードルが高いです。
お金も時間も労力も体力も使うため半ば諦めていたのですが、転機が訪れます。
それが志摩スペイン村とポケモンのコラボ発表。
いや、行きたい。何を差し置いてでも行きたい。
コラボ発表がされた日、最近ようやくお互いの本名を知った出会った人間の中で一番ディベート力が高い人間に「予定があれば行きませんか......?」とメッセージを送ったところ、「絶対に行きたい~~~~~三重!?どこ!?」と快諾をいただきました。やはり持つべき友人はポケモントレーナーです。
ただポケモントレーナーではあるものの、お互いインドア引きこもり人間であるため、夏はしんどい、人が多いのもしんどい、という結論になり夏休みと三連休はずらした9月に出国決定。この時、実に6月半ば。
その間に酷暑の中、二人で某フェスに参加したのはご愛敬です。朝4時から並んだけどフェスもめちゃくちゃ楽しかった。
当日スペイン村は9時半開園だったのですが、9時の時点で入場ゲートにはたくさんの人が。しかもその多くは同じポケモンコラボ目当てなのか、皆相棒ポケモンを連れています。
トートバッグから顔を出しているパピモッチぬいぐるみを撫でる子ども。
ショルダータイプのぬいぐるみポーチにシザリガーぬいぐるみを入れて可愛くデコレーションをしてるお姉さん。
息子さんと手を繋ぎ巨大なカビゴンぬいぐるみを抱っこひもで抱え奔走するお父さん。
その人と相棒たちにいろんな冒険や物語があったんだな...と考えると、己の涙腺がゆるゆるになってしまいました。私も20数年来のポケモントレーナー、いままでポケモンと過ごした大切な思い出が流れていきます。
いよいよ9時半開園。
私と同行者はこのテーマパークのモチーフにもなっているスペインの遍歴騎士ドン・キホーテとサンチョ・パンサも推しなので、「ドンキ......サンチョ......見て......スペイン村だよ......」とポケモンそっちのけで撮影大会です。
そしてエントランスを抜けた先、とても耳馴染みのある音楽が聞こえてきます。
目の前には以前訪れたことがあるような光景。
周りには愛しい相棒を連れているポケモントレーナー。
耳を通り抜ける音楽は聞き馴染みのあるポケモンのBGM。
目の前はポケモンの世界。
あぁ......ポケモンじゃないですか......。
今回のコラボはポケモンがいたるところにいるフォトスポットエリア、謎解きをしながらパーク内を歩き回るコレクレー探し、そして可愛いコラボフードが企画されています。
そのコラボ企画の一つであるコレクレー探しは数量限定で開園後10分経たずに完売すると聞いていたので、「できたらやりたいけど、初めてだし開園ダッシュしたくない......」くらいに構えていたのですが、たまたま販売の列にたどり着き、たまたま完売になっておらず、だったら並びます?って軽い気持ちで最後尾に並んだら「今並んだ人たちで最後です!」とスタッフさんが叫びました。非常に既視感のある最後尾の札を横目に、やはり主役は我々だと乾杯したものです。
そしてこのコレクレー探しがよくできており、コレクレー探しをするのと一緒に園内のフォトスポットをじっくり回れます。その体験はさながらゲームで野生ポケモンと遭遇するよう。
町中、草むら、池、山、その場所にあったポケモンが私たちを出迎えてくれます。
うちの子可愛い〜〜!!!最高〜〜〜!!モデルになれる~~!!
園内はどこもかしこも写真を撮りたくなるような風景。
うちの子の写真集を出版できるくらい、たくさん撮ってしまいました。
昼前にはひと段落ついたたため、お酒を片手に名物のパレードを鑑賞です。
このパレードですが、とにかくキャストさんとの距離が近い、ファンサがすごい。キャストさんが近づいてきて、ハイタッチしてくれたり、一緒に写真を撮ってくれます。
美麗な赤ドレスのお姉さんが目配せしてくれた時は、年甲斐もなく運命を感じました。
勿論テーマパークなのでアトラクションもたくさんあります。
私も同行者も絶叫系は得意ではないのですが、人間が生涯味わうであろう生命の儚さを手軽に体験できる理由で絶叫に乗ろうとするタイプの人種です。
手始めにで小さな子も乗れる小さなコースターに乗りましたが、目の前の小さな女の子が「楽しみ~!」とはしゃいでる背後で「なんでこんなことしようと思ったんですか......」と恐怖する成人女二人組。
その後もいろんなタイプのジェットコースターに乗ろうとしては後悔を繰り返す時間。
そして特に有名なのが吊り下げ式のジェットコースター「ピレネー」。ものすごい速さで急旋回急降下する様子を遠くから眺め、なぜ人はあれに乗りたがるのか......もう少し人生を楽しみ悟りを開いてから乗ろう......と今回は見送りました。いやー実に残念残念。
閉園までしっかり遊んで、ポケモントレーナーはさよならバイバイ。
その後は一介の社会人。お酒を買い、ホテルで晩酌です。
いつものようにあーだこーだ他愛のない話をし、実に5時間酒を交わした後、同行者がごそごそなにか始めました。枕元に手を差し込んで、私に振り向き、大きな音が一発。
「お誕生日おめでとうございます!」
カラーテープに包まれるお酒片手の社会人ひとり。
ケーキは用意できないからとケーキ型の風船を膨らまして私に渡し、「実はですね......(私)さん宛に手紙をしたためてきました。」と4ページにわたる手紙を音読してくれました。
帰宅しようとするあなたを私がカバディで道を塞いで引きとめた日、私の代わりに長蛇の列に並び怒りながらもコピーしてくれた日、お昼14時に入った居酒屋があまりにも美味しくて「こんな美味しい焼き鳥食べたことがない」と絶賛したお店の評価が星2.1だった日、予期せぬところから私の推しが出てきて「大丈夫ですか?今真剣に心配してるんですけども......」とメッセージを送ってくれた時、とりあえず体温計で己の熱を計った日。私の中でいままで彼女と過ごしたずっこけ珍道中がよぎります。
読み終えた同行者が手紙を綺麗にたたみ、封筒にいれ、私にそっと差し出してくれました。
存在を知って4年、初めて会って3年、通話をするようになって2年、頻繁に会うようになって1年。いまや来年の約束だってしてる仲です。
お互い深々と頭を垂れ、いそいそと後片付けをし、最高の誕生日を祝ってもらいましたとさ。おしまい。
以上、高級賃貸保証のフォーシーズカスタマーサポートセンター後藤のフォーシーズブログでした。
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