2009.12.03(木)
散骨はご遠慮ください。
[ カスタマーサポートセンター ]
お疲れ様です。コールセンターの三好です。
行ってきました!軍艦島!日本初の高層鉄筋アパート群です!
テレビなどでも紹介されているのでご存知の方も多いと思いますが、軍艦島とは長崎県になる端島(ハシマ)のことです。その形が軍艦に似ていることから軍艦島と言われるようになったそうです。この狭い島の炭鉱で多くの人々が生活するため日本初の鉄筋コンクリート造の高層集合住宅が建設され、無人島となった今もその形をとどめている珍しい島なんです。
・ ・・というくらいの知識だけで行ってきました。
どちらかというと廃墟ツアーのような軽い気分で船に乗りました。
長崎港を出てすぐに、「本日はご乗船いただきありがとうございます」というお決まりのアナウンスが始まり、聞き流していると「船から花束などを海に投げ込まないでください。また散骨もご遠慮ください。」と、今まで聞いたことのないような注意事項が聞こえてきました。
私がこれから上陸する島は、今は廃墟のようになっているけれど、そこで生活していた人たちがいて、この島にいろいろな思いをもっている人たちがいて、そこにお邪魔させていただくのだから、廃墟ツアーなんてそんな軽い気持ちではいけない!と船の上で反省したのでした。
上陸するためには動きやすい格好をしていなければならず、ヒールのある靴や、日傘をさすことも禁止されていました。飲食も禁止です。
40分で軍艦島へ到着。いよいよ上陸です。少しでも天候が悪いと上陸できないそうで、上陸できた私たちは大変運が良かったです!間近で見る建物は想像を超えていました。1920年前後にこれだけの建物が建築されていてここで5,000人以上もの人が住んでいたとは考えられませんよね。島は南北480m、東西160mしかないんですよ。
これはベルトコンベアーの支柱の跡。その奥に見えているのは学校。1~4階は小学校、5階と7階が中学校。6階は講堂や図書館等があり、給食を運ぶエレベーターまであったそうです。
赤いレンガの建物は総合事務所の跡。中には炭鉱マンのための共同浴場があり、真水が貴重なこの島では海水を温めたものも活用されていたようです。
軍艦島に向かう船の中でも、上陸してからもガイドのボランティアさんがいて、ここではとても紹介しきれないほどたくさん教えてもらいました。つくづく思ったのは、人が生活するには衣食住がそろっていてもダメだということ。この島には学校や病院、郵便局だけでなく映画館やパチンコなどの娯楽施設がそろっていて、PTAが中心になって屋上で野菜を作ったり、子供たちが遊ぶ公園があったり、ここにはしっかりとしたコミュニティができあがっていたんだろうと思います。今はコンクリートがゴツゴツしているだけのの少し寂しい島に見えましたが、暖かい気分になって帰ってきました。
以上コールセンター三好のフォーシーズブログでした。
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