2010.06.15（火）
ＪＲ新大阪駅の不思議
[ 大阪スタッフ ]
お久しぶりです。大阪店小野です。
今回は私が愛してやまない大阪についての雑学をひとつ！
それは大阪の鉄道の玄関口である新大阪駅についてです。
皆さんはホームの番号を気にした事はありますか？
私は全く気にした事なかったのですが・・・
とある記事をみて、大変興味を持ちました。
JRの場合、ホームの番号は駅長室から近い側から1番線、2番線の順が一般的だと思います。
ところが新大阪駅の場合、在来線は11番線から始まり18番線まで、新幹線は20番線から始まり26番線までとなっています。
何故１～10番線がないのでしょうか？
新大阪駅は1964年の東海道新幹線開業時に設置された駅です。
新幹線の駅が大阪駅ではなく新大阪駅に作られた理由は、次の鉄道計画として山陽方面へ延伸する為。大阪駅を経由すると、2度も淀川を渡る必要があり、急カーブになってしまう。また、付近の用地確保が難航するおそれもあったという説があるそうです。
新大阪駅は新幹線のために作られた駅であり、したがって新幹線が優先となり、新幹線ホームの方から1番線、2番線の順になり、在来線ホームは新幹線と明確に区別できるように2桁とし、11番線からとなったそうです。
開業当時、新幹線駅のホームは2面で、1番・2番と3番・4番だった。その後、1面が追加され、5番・6番となり、1985年に1番・2番の隣にホームを増やしたときに、新しいホームを20番線とし、他の新幹線ホームも20番台の21番～26番としたそうです。
建設中の20番線は仮で「0番線」と呼ばれていました。1番線の手前だから0番線というわけで、在来線の他の駅にも前例があるそうです。しかし、新幹線の駅で0番線という事例はなく、そもそも0番線という名前が不自然であり、かつて大阪駅と新大阪駅で1番線～6番線を混同して新幹線に乗り遅れる例が見られたため、新幹線を20番台として明確に区別したというわけだそうです。
ちなみに、新大阪駅は新幹線ホームがJR東海の管轄、在来線がJR西日本の管轄だそうで、JR東海はホームの番号を「○番線」、JR西日本は「○番のりば」と呼んでおり、新大阪駅ではホームの呼び方でも新幹線と在来線の区別ができるみたいです。
皆さんも新大阪駅利用の際は、気にかけてみてはいかがでしょうか？
以上、大阪店小野のファーシーズブログでした。
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