2010.08.26(木)
家賃パトロール中に
[ 千葉スタッフ ]
今年は残暑が厳しいようですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。千葉店家賃パトロール湯浅です。
最近では、高齢者の所在不明問題をニュースでよく見かけますが、やはり「直接会う」ということは非常に大事な事なんだなと思います。
弊社でもご連絡とれない方へお伺いすることが多々ありますが、なにもお家賃のことだけではありません。私が担当しているAさんのことについて少し書きたいと思います。
Aさんは60歳くらいの一人暮らし。
お家賃のお支払いがなく、ご連絡がとれないのでお伺いしました。
感覚的なものですが、何年か「家賃パトロール」をしていると物件のドアの雰囲気でなんとなく"予感"がするものなんです。電気も止まっています。もしかしたらもう住んでないのではないか、それとも何かあったのか?少し緊張しながら呼び出しました。
ただ、反応がありません。でも何か違和感を感じます。何度か呼び出し少し待つと、ほんのわずかではありますが物音が聞こえてきました。
そしてドアが開き中にはAさんがいらっしゃいました・・・・・
が、かなり衰弱しており、声をだすのもままならない様子。どうやら1週間くらい水だけで生活されていたようです。立っていることもできません。
私はすぐに警察に連絡しました。警察の方はすぐ救急車を手配してくれ、10分くらいできてくれました。すぐに救急車も到着しました。
極度の栄養失調ということで私も付き添い病院に搬送されることになりましたが、なかなか搬送先がきまらず、結局30分くらい救急車の中にいました。救急隊員の方が、Aさんはすでに身寄りが無く、身寄りが無いと搬送先が決まりにくいと言われてしまいました。
やっと病院に到着し、看護士の方ともお話し、病院から急いで生活保護の申請をされるということになりました。あと1週間遅ければ危なかったそうです。管理会社様へも報告し途中来ていただきましたが、すごく感謝されました。
今ではAさんはだいぶ良くなりまもなく退院されるそうです。生活保護を受給されることにもなりました。
お家賃の督促だけであれば、すぐにお伺いする必要もないかもしれません。まずは手紙などを送る、という方法もあります。
ただ弊社は「家賃パトロール」なんです。ご連絡がとれない方のところにはいち早くお伺いし、「直接会う」。お家賃が遅れるのは、お客様からの無言のサインであることも。弊社の家賃パトロールスタッフにはAさんのような体験談がたくさんあります。
今回のAさんのことを社内で話すと、みんな喜んでくれました。これからも「家賃パトロール」を通じて少しでも社会貢献をしていきたいと思います。
以上、千葉店湯浅によるフォーシーズブログでした。
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