2015.04.24(金)
アッシェンプッテル
[ 経営管理部 ]
皆さんお疲れ様です。経営管理部の坂口です。春眠暁を覚えずと言いますが、皆さんはいかがでしょうか。突然ですが、先日町中を歩いているとシンデレラの映画ポスターを見ました。大きなポスターなだけに目についたのでしょう。
さて、このシンデレラ、実はちょっと前に我が家で一騒動(?)ありました。シンデレラは伝承ですから原作という物はなく、一般に知られている原作はシャルル・ペローの「サンドリヨン」とグリム兄弟の「アッシェンプッテル」。シンデレラは英語、サンドリヨンはフランス語、アッシェンプッテルはドイツ語でどれも意味は日本語訳の「灰被り姫」と同じで内容も多少細かいところは違うにしてもほぼ同じです。物語の概要は継母とその娘にいじめられているシンデレラ、お城の舞踏会が開かれるがドレスが無くて困ってしまうが魔法使いが魔法でドレスと馬車を用意してくれて舞踏会に参加。王子様に見初められるが夜の12時になると魔法が解けるてしまうので逃げるように帰り、途中でガラスの靴を落としてしまい、その靴の持ち主を捜しに来た王子様と結婚というという事で話しが終わります。国や版によっては部分部分にかなり内容が違いますが(魔法使いではなく仙女。魔法使いではなくハトが不思議な力を使う。亡き母の形見の木に祈る。舞踏会には何度も行く。靴がガラスではない、など)概要は皆さんの知っているものと同じだと思います。
では、このシャルル・ペローの「サンドリヨン」、グリム兄弟の「アッシェンプッテル」の更に元になった話しをご存じですか?私が15年程前に読んだ本には
1.母親が亡くなる前に親友に自分の財産を預けていて、シンデレラが大きくなって何かがあれば助けて欲しいと頼まれていた。
2.大きくなったシンデレラが舞踏会に行きたがっている事を知った親友がドレス、馬車などを手配した。
3.王子様がシンデレラを捜すのを親友が手引きした。
という事が書いてあったと記憶しています。そもそもが伝承なので原作は何かという話し自体あまり意味がないのですが、この話しをすると妻からそんな話しは聞いたことがない、何かの間違いだと騒動になったのです。挙げ句私の創作とまで言われてしまいました。もとより私にはそんな文才はありませんのでそんなわけがありません。手元に本がないのでネットで調べてみたのですが版が多すぎて調べきれませんでした。1つだけ似たような記述を見つけたのですが広いネットの中で1つしかなかったとなると証拠と言うには弱いです。結局色んな話しがあったねと話しは終わったのですが、私が昔読んだ本は何という本だったのかを思い出せないのが残念です。(誰か知っている人がいましたら是非教えてください。)
ちなみにグリム兄弟版では最後は散々な目に遭う2人の義理姉ですが、シャルル・ペロー版では最後に2人の義理姉もシンデレラの善意によりしっかり救われ、物語の最後はこう終わります。
美しさは女性にはまれな財産、
みな見とれて飽きることはない、
しかし善意と呼ばれるものは
根のつけようもなく、はるかに尊い。
(中略)
善意こそ仙女の真の贈り物、
それなくしては何も出来ず、それがあればすべてが可能。
昔から語り継がれる物語というのは何度振り返っても良いものですね。今回使った写真は3枚とも我が家にあったシンデレラの本の挿絵です。ちょっと古い本なだけに現代っぽくない味がある絵ですね。最後に我が家のシンデレラです。
以上、賃借人保証のフォーシーズ経営管理部坂口のフォーシーズブログでした。
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