2016.04.23（土）
It is better to give than to take.
[ 広島スタッフ ]
待ち侘びた春が訪れ、桜舞い散る季節となりましたね。みなさん、お疲れ様です。先日引っ越しを行いましたが、未だ部屋がダンボールで散乱している、ダンボール屋敷の住人とは私のこと。広島支店の政近です。この春から広島支店にも新入社員が配属となり、フレッシュさ全開で頑張って頂いております。私も、新入社員の方からそのフレッシュさを吸い取りつつ、日々の業務に励みたいと思っております。
さて、先日の話ですが、念願のとある場所に行って参りました。そう、Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島です。何を隠そう、私は所謂カープ男子。これまで旧広島市民球場には何度か足を運んでおりましたが、球場が新しくなってからは外から眺めるばかりで、実際に中に入ったことはありませんでした。初観戦の結果は...5回裏くらいから雨が降り始めたものの、見事勝利！ 良い思い出となりました。と、野球の話はこのくらいにして...今回の初観戦で勝利と同じくらいに良い出来事があったのでその話を綴りたいと思います。
その出来事はプレイボール前に起こりました。事前に内野指定席のチケットを取っていた私は、逸る気持ちを抑えきれずスキップをしながら座席に向かっていたのですが、辿り着いた先に居たのは如何にもカープ少年。隣のカープ少年の父に、持っていたチケットを見せると「その席は隣の列ですよ」との返答。自身の失策から逆転勝利を許してしまった敗戦投手の如く、足早且つ申し訳なさそうに教えられた場所に向かうも座席が見当たりません。困り果てた私は、近くに居た親切なカープ老夫婦に座席まで案内して頂いたのですが、そこに座っていたのはやはりカープ親子。
「やはりここの席みたいなんですが...」
どうやらカープ親子の席は私の隣だったらしく、開口一番謝罪をされました。
「大丈夫ですよ」
と答え、特に何の問題もなく試合中は応援に没頭していたのですが、こちらの攻撃が終わり、選手たちが各々守備の配置に付き始めた時、
「先程はすみませんでした。もし良かったらこれ食べて下さい。」
なんとカープ父から枝豆を頂いてしまいました。結局、カープ親子と一緒に食べながら話も盛り上がり、気付けば一緒になって応援していました。
とまあ、長々とベタでハートウォーミングな話を書いてしまいましたが、今回ふと思ったことがあります。それは、もし自分が反対の立場だった場合、どのような行動を取っていたのかということ。おそらく謝罪だけで終わっていたと思います。勿論、何が正解で何が不正解というものでもないですが、結果としてこのカープ父のちょっとした行動が、勝利と同じくらいに大切な思い出を私に残してくれました。今でも思い出しますが、見ず知らずの人間にここまでして下さるなんて、本当に素敵な人だったと思います。私もこの方みたいにとはいきませんが、人に少しでも何かを与えられる人間でありたいと心から思いました。
以上、外国人保証のフォーシーズ 広島支店 政近のフォーシーズブログでした。
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