フォーシーズブログ

企業理念

社訓十ヶ条

2018.04.14（土）

父と娘

[ 法務部 ]

お疲れ様です。そして新入社員の皆さんは初めまして。法務部の井上です。新入社員の方は各拠点でフレッシュなオーラを振りまいていることと思います。

さて、フォーシーズは若い会社なのでまだ関係が無いですが、春は出会いの季節というだけではありません。別れの季節でもあります。世間では多くの方がこの春で定年退職されているでしょう。

私の父もこの春に、新卒で入社してからウン10年勤めた会社を退職しました。昨年の7月に還暦を迎えたので、一旦退職はしたのですが、そのまま再雇用され(よくある「それ退職って言わないじゃん」と突っ込みたくなるやつです)、勤務を続けていました。しかし持病の膝痛がいよいよ通勤にも支障をきたすようになってきたので、この春で退職という運びになりました。

私は父と親しくありません。（嫌だなあと思う部分は多々ありますけれども）嫌いという訳ではないのです。しかし同じ家に住んでいながらあまり話をしません。父と娘というのはそういう感じのお宅が多いのでは...と思っていますが、どうなんでしょう（フォーシーズは仲の良いお宅の方が多そうな気がしますが）。高校生の頃、「パパと一緒に寝るの！」と言っていたクラスメイトの女の子を、「彼女は異星人か何かなのか？」と思ったことがあります。たまにいる、お父さんと仲の良い女の子というのが私には不思議でならない時期がありました。

そんな私ですが、会社で理不尽なことが沢山あったそうなのに、それに耐えて長年働き続けた父をすごいなあと思っています。なので、私たち家族のためにずっと働いてきた父に退職のお祝いと感謝の気持ちを表さなければ...！と思い、先日両親を寿司屋に誘いました。家の近所に回転寿司屋（と言っても100円均一のところではないですよ！）があるのです。

私は素直な娘ではないので、「今までありがとう、お疲れ様でした」を言うのも何だか緊張してしまいましたが、父がその言葉と寿司をとても喜んでくれたので、あー良かったな...と思いました。これを機に少しは父と打ち解けることが出来るのでしょうか...それはまだわかりませんが、少しだけ自分が大人になれたような気がしました。年齢だけは一応大人なんですけどね...。もっと良い年の重ね方をして素敵な大人になりたいな、としみじみ思ってしまった社会人4年目の春でした。