フォーシーズブログ｜今日は何の日？

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社訓十ヶ条

2020.10.02（金）

今日は何の日？

[ 福岡スタッフ ]

お疲れ様です。福岡支店中島です。
9月28日は何の日ですか？と聞かれた際に皆さんは何を思い浮かべるでしょう。
人によって様々な見解があると思いますが、実は結婚記念日であったり、友人の誕生日であったりと色々と思う点はあるかと思います。

歴史に関しても不勉強な点が否めない私ですが、この9月28日という日。これが「プライバシーデー」と称される日である事を皆さんご存じでしたでしょうか。
1964年、三島由紀夫さんの小説『宴のあと』でプライバシーを侵害されたとしてモデルとなっていたとされた有田八郎元外務大臣が三島由紀夫さんと発行元の新潮社を訴えた裁判で、東京地裁がこのプライバシー侵害を認め、三島由紀夫に損害賠償を命じる判決を出した日であり、これが日本で最初に「プライバシー」が争点となった裁判なのです。
あくまでモデル、ただの小説では？という感覚も当然ある中で、これは「たとえ文学の名の下であってもプライバシーの侵害は許されない」という趣旨の判決を下したというのですからとても興味深いですよね。

現代で考えると、情報化社会は加速度的に進行し膨大な情報を蓄積、処理するデジタル技術も進化するにつれて「プライバシー」、への見解も変化し、ただ単に情報を「知られない権利」としてだけでなく「自己に関する情報の流れをコントロールする権利」つまり、「自己情報のコントロール権」と定義されるようになり、公法による保護もなされるようになってきている時代へと変化を遂げています。

いつの時代も時代の背景に沿った課題があり、いつしか過去のものとなるのが歴史だと感じています。今私達が課題として直面している課題も50年後、100年後に生きる人々からすれば「そんな(事が課題であった)時代があったのだ」という過去の感覚として歴史の一旦とカテゴライズされるのでしょう。50年後、100年後の未来がどうなっているか楽しみですね。

最近メンテナンスから戻ってきました私の愛機のご紹介です。

私が今のところ先の未来で楽しみなモノ(物質)はこれです。50年後、100年後には所謂ヴィンテージに部類される楽器となります。無形のもの、有形のもの、どちらも先の未来を考えるのはおもしろいですね。