2023.10.23(月)
〇〇の秋
[ 新宿スタッフ ]
お疲れ様です。新宿支店の難波です。
金木犀の季節になりましたね。今年は咲くのが遅かったようですが、皆様はもうあの甘い香りを感じられましたか。
季節の花は数あれど、金木犀はかなりのお気に入りです。それはなんと言っても、花より先に香りが来るからです。目では見つからないのに、鼻がそれを知っている...まるで、目隠ししていても、大事な友達とすれ違って気がつけた時のような嬉しさがあります。
実はこの内容、昔もブログに書いたような気がしないでもないので、今年はこの辺にしておきましょう。
秋といえば、スポーツの秋やら芸術の秋やら色々言われますが、何でも楽しめる素敵な季節ということですよね。
通年、美術館が好きな私は、とうとう旅先でも美術館に行くようになりました。
例えば、長野県軽井沢の藤田嗣治の個人美術館。
断っておきますが、私に美術の素養はありません。画家の表現の時代的意義も、革新性もわかりません。サッカーで言えば、何人で1チームになるのかも知らずボールを蹴るのだけを楽しんでいるようなものですので、解説は控えたいと思います。
最近の話だと、富山県のガラス美術館へ。
隈研吾設計の、建物も見ごたえのある美術館だったのですが(美術館の半分が、図書館なのです!)、うまく写真がとれませんでした。良ければ検索してみて下さい。
ここでは、常設展としてガラスを使った空間芸術の展示をしていました。
大きな横たえた流木から、水色のガラスペンが山ほど垂直に生えている(ちょうど竹林のような)作品やら、夏祭りの水風船のようにカラフルな球体を積んだ小舟など、上から見ても横から見ても面白いものばかりでした。
空間芸術の展示を見ていると、自分がまるで不思議の国のアリスにでもなったようです。大きくなったり小さくなったりして、世界の見え方が変わったり、嘘つき帽子屋に騙されたりして気持ちを揺さぶられるような感覚。不思議な世界に迷い込んでしまって、全てが自分の知っているものと違う様相をしている...。ガラス美術館では、次の会期でも気になるチラシを見つけてしまったので、冬にもう一度行くことになりそうです。
不思議なことに、その場で感想を言葉にしようとすると急に作品と自分の間に距離が生まれるように感じます。なるほどね、とか言おうとしてしまうと、作品から受ける衝撃を緩和してしまっているような気がするのです。海に足を浸してみようとするとき、防水靴を履いたまま入ろうとすることに似ているかもしれません。
何も言おうとしないで、ただ心に入ってくる光を見つめる時間、あなたもこの秋にいかがですか。
以上、テナント保証のフォーシーズ新宿支店難波のフォーシーズブログでした。
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