私は7クラス中の7組で出席番号が最後だったので、最後に手荷物検査を受けました。そこで空港職員のおじさんから"Can you speak English?"と話しかけられました。修学旅行で英語ができるようになったと大きな勘違いをしていた私は"Yes, a little."と答えてしまいました。するとおじさんのマシンガントークが炸裂。"ペラペラ・・・ペーラペラHAGEJIJIペラペラ・・・HAGEJIJIペラペラ・・・"分からない!!かろうじて聞き取れたHAGEJIJIって何??周りの友達に助を求めようにも、みんな搭乗口に向かって進んでしまっています。仕方ないので、「ぷっっぷ・・・Please speak more slowly.」と言ってみました。すると1単語ずつ話してくれました。奇跡的に聞き取れました。「職場の同僚に日本人がいるんだけど、彼が僕のことをハゲジジイって呼ぶんだ。僕は日本語が分からないからさ、ハゲジジイがどういう意味か教えてくれる?」―――――さぁ困った!!!!!!
確かにそのおじさんは、いわゆる波平さんスタイル。どうやって伝えればいいんでしょう・・・old man with no hair?でも、"no"は全否定だから"no hair"は1本もない意味になっちゃって、波平さんスタイルとは違うし・・・。"hair style of NAMIHEY"と言っても通じるわけないし。
困っていたら"Good mean or bad mean?"と聞かれました。これなら答えられる!"Bad mean!! バッドミーン! See you! Good bye!!"と元気に答えてその場を去りました。波平おじさんも"Oh, bad mean!! OK. Thank you! Thank you! アリガト!"と笑顔で言ってくれました。
今でも飛行機に乗るたび、手荷物検査を通過するたびにNAMIHEYおじさんの笑顔を思い出します。やっぱりお礼を言うって大切ですね。