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2021.05.20(木)

赤ちゃん産んできました。

[ 京都スタッフ ]

お疲れ様です、京都支店の板木、改め田中です。約1年間の産休をいただき、戻ってまいりました。貴重なお休みを本当にありがとうございました。まだ復帰して数日のため電話もかみかみですが、みなさまにおんぶに抱っこしてもらいながらなんとか業務に取り組んでおります。

そして、頂いたお休みの間に元気な女の子を産んできました!

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1回目の緊急事態宣言真っ只中に娘は産まれました。予定日から2週間早く陣痛がきて、初産ということもありすぐに入院することになったのですが、そのときは「え、ほんまに陣痛もうきたん?Nintendo Switchもってきたらよかった、、」なんてめちゃくちゃ呑気なことを考えてました。しかし陣痛開始から5時間で立てなくなり、スマホすら痛みで見れなくなり、ただひたすら数分おきにくる陣痛に一人耐えるタイムが続きました。

またコロナで妊婦もマスク着用が必須だったため、最後の出産までマスクで産んだのですが、お母様お手製の布マスクの息苦しさが、さらにわたしを追い詰めました。「かわいいでしょ~?」と、パンダのアップリケが丁寧に縫いつけられた布マスクです。この時期は不織布のマスクが手に入りづらく、家でだけこのパンダマスクをつけていたのですが、突然の入院でそのまま来てしまったのと、入院グッズとして持ってきた不織布マスクをカバンから探す体力すらなくなったため、パンダさんマスクでいるしか選択肢がなかったのです。たまにくる助産師さんに「あら、かわいいパンダ!」なんて言われても、「有難いんですけど、母親の趣味であってアラサーのわたしがパンダさんなんてつけて恥ずかしい、、」なんて言い訳する体力もありません。アラサーは目を細めてほほ笑むことしかできません。

そんなこんなで陣痛開始から10時間を過ぎたあたりから、気を紛らわせることも寝ることもできないこの「終わりが見えない痛みとの戦い(陣痛)」に心が折れ始めました。13時間を過ぎると、今まで自分でも聞いたことがないような声量の雄叫びをあげていました。恥ずかしさと別部屋の妊婦へ恐怖を与えてしまっているのではないかという申し訳なさから、「おいおい勘弁してくれよわたし!」と思っていましたが、それも最初だけです。「みんな許してほしい、何故かお腹の底から声が出る、お願い許しておくれ!」にすぐ気持ちは変わりました。

陣痛開始から15時間経った夜に元気な女の子が生まれてくれました。旦那さんの手を握り「ひーひーふー、ひーひーふー!」みたいな愛溢れる出産をイメージしていたのですが、現実は全然違いました。コロナ禍のため、立ち会い出産もお見舞いもできなかったのですが、それで本当によかったというぐらいの雄叫び出産でした。自分が自分じゃないみたい!というのはこの事ですね。もう最後らへんは意識が朦朧としていて、無我夢中で記憶があまりないのですが、あんな哺乳類の原点のような状態を家族知人に見られなくて、心の底からよかったと今は思っております。

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そんな娘は生まれてから今日まで、わんぱくに育ってくれています。こんなにかわいいを更新していく存在がこの世にいることに毎日感動するばかりです。「先輩ママパパが話していたのはこのことだったのか、、」と、嬉しいことも大変なことも日々全身で味わっております。

いまだかつてこんなに社会から離れた時間はなかったこともあり、正直仕事に戻る事に対して多方面での不安は大きく、「わたしが復帰して時短で営業をする事は、取引業者様にも会社にも家族にも迷惑をかける事でしかないんじゃないか」と迷ってしまった時期もありました。
が、そんなモヤモヤをふっとばすぐらい、実働的にもメンタル的にも働きやすい環境を、マネージャー、リーダーだけでなく、スタッフの方々が当然のように作ってくれていました。わたしが気づけているだけでも山盛りの配慮があるということは、気づけていない部分でもっともっとそれぞれが配慮をしてくれているんだと思います。娘の子育ては一見わたしたち夫婦がしているようですが、まわりの方々みんなに育ててもらってるんだな、とこれまた日々全身で味わっております。いつも本当にありがとうございます。

ただ、素敵な上司・先輩とかわいいかわいい後輩達の厚意に甘えるばかりでなく、他で恩返しができるよう驕らず、感謝し、愛情をもって、しっかり業務に努めてまいります。

元気にニコニコ保育園へ通ってくれる娘と、わたしの選択を尊重してくれる家族も、いつもありがとう!

以上、学生保証のフォーシーズ京都支店田中のフォーシーズブログでした。

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