2022.05.26(木)
うさぎの島
[ 法務部 ]
お疲れ様です。法務部中島です。
今年も早いもので5月の下旬。これから梅雨に入りますが、異常気象の影響で今年も天候、気温が安定しない日々が続くかもしれません。体調管理には気をつけていきましょう。
今回はGWを利用して念願だったうさぎ島(大久野島)に行ってきました。
広島県竹原市にある「忠海」と「しまなみ海道」の大三島に挟まれた沖に浮かぶ小島です。
実は私、うさぎが好きなのです。犬や猫ではなく、うさぎなのです。
小学生の時は6年間うさぎの飼育員をしていましたし、うさぎを飼いたいな...と思い続けて30年以上経っている私にとって、ここはまさに楽園でした。
小うさぎがこの距離で寄ってくるのも珍しいですよね。
ただ、この島には1980年代まで国民に知らされていなかった事実があります。
それはこの島が「軍事施設」として利用されていた事です。明治時代から帝国陸軍の要塞として使用され始め、第二次世界大戦中には毒ガス工場が建設され、軍における最重要機密として地図から消された「存在しない島」として扱われていました。
毒ガス関連施設
発電所
過去の忘れてはならない遺構が、今もしっかりと残されています。
「うさぎ島」の観光地としての側面は、この歴史の中から偶発的に生まれています。
小学校で飼えなくなったウサギ8羽が放された事がきっかけの様ですが、現在900羽を超えるまでに生息数が増加した要因は、完全に軍事要塞化していたこの島に、そもそも生き物が全くいなかったからだとも言われています。
ここには「うさぎ」と「毒ガス」という表と裏の顔があり、残された軍事施設の廃墟にたたずむうさぎの姿が、この島のあり方を物語っています。
この島へ訪れた際は、うさぎだけでなく、この歴史に注目してみてください。
事実の隠蔽、加害者としての責任問題、破壊への創造が今に何を残したのか、それを踏まえ、我々が未来にむけてどう生きていく必要があるのかを考えさせられる場所だと私は思います。
以上、家賃保証のフォーシーズ法務部中島のフォーシーズブログでした。
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